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「あ、今度こそ送る」
「いらない。平気」
「ダメ。夜に女の子1人で帰らせたら男の名が廃る」
「意味わからない」
「それで良いよ。意味不明で構わない…ただ━━」
「…?」
「ただ、佐倉さんの傍にいたいんだ」
「え…?」
よくわからなかった。
あまりにも突然、何を言ったのかよく理解できなかった。
「帰ろう」
そう言って微笑む彼はズルいと思った。
――こんな気持ち知らない
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