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ドキドキは一向に止まない。
「どうかした?」
心配そうに顔を覗く結城くん。
「やっ…」
嫌…見られたくない。
こんな顔…
絶対、見られたくない。
だって…━━
「顔、赤いよ?具合悪い?」
ほら…
――恥ずかしすぎて死んじゃいそうなんだもん…
「ちがっ…」
結城くんは訳もわからないだろうな…。
「違います…その…━━」
少し間を置いてから口を開いた
「は、…恥ずかし…かった…だけ」
聞こえてるかも分からないくらい小さな声で言った。
「…」
応答がない…。
どうしよう…私、引かれちゃった?
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