プロローグ 2

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少年は、少し焦っていた。 今日は寝坊してしまい、家を出る時間がいつもより遅かったのだ。 朝食を適当に済ませ、手早く身支度をする。 そして、ボール、シューズ、練習着を持って家を出る。 いつもより遅いとあって、自然と自転車をこぐスピードも速くなる。 そして10分後、彼はいつもの公園にいた。ボールをバッグから取り出すと、おもむろにシューティングを始めた。 どれくらいたったろう。 ふと時計を見ると、時刻は8時10分を差していた。このままいけば遅刻してしまう。 彼は急いで服装を整え、公園をあとにした。
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