プロローグ

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「陽葵~、先に教室に戻ってるわ」 そう言ってダチは窓を跨いで教室に戻って行った。 さて、一本吸ったら行こうかな。しかし、これで出席にしてくれるんやから先生も仏だな。マジでこの大学楽だわ。 マルボロに火をつけて煙を吟味する。 うん、やっぱマルボロうめーな。 そんなに堕落して楽しいですか? 楽できてんだからいいにきまってるだろ。 何の為に生きてるんですか? は?知らないよ。生きることに目的なんてあるわけないだろ。 ・・・夢は? ・・・ないよ 本当に? ねーよ!! ん・・・? 「え・・・誰だ!」 周りを見渡してみたけど誰もいない。 今・・・俺・・・誰と喋ってたんだ?
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