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ガヤガヤ…
教室に着くと既に半分近くの生徒がいた。やっぱり違うクラスのやつもいるな。
「あ、白木だ…!」
「お前話し掛けてこいよ」
「え、俺ぇ?」
「ねぇ!白木さんもこのクラスなの?」
「アドレス交換しない?」
なんか紺に何人かの男が群がってきた。見たところ全員違うクラスみたいだ。
「た、琢…」
あまりに勢いが凄かったのか、俺の後ろに隠れる紺。
「なにー?君、いま白木さんと話してたのに」
「なにって…コイツの彼氏だよ」
「え?」
ボソボソ…
「やっぱり彼氏いるって噂本当だったのかよ…」
「なーんだ、つまんね」
俺が紺が彼女であることをいうと今までいた男たちは散っていった。
にしても意外と他のクラスのやつには知られてないもんなのか?
「ほら、もう大丈夫だぞ」
「あ…ありがとう、琢」
「なに、気にすんな。お前人見知りだもんな」
「…知らない人にあんな勢いでこられたら誰でも困るぞぉ」
そりゃそうだ。しかし、やっぱ紺が可愛いからな。ああいうのは他の人に比べたら絶対多いだろうな。
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