マイの望み

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『この頃やっと、マイのいない生活にも慣れてきた。 俺にとって、マイや子供達との生活は、生まれて初めての…『家族』だと思える暮らしだった。 俺、あんなに暖かい暮らしをした事なかったよ。』 …いやいやいや。 なんで過去形なの? 今日は何を書いても暗くなるだけだ。 やーめた。 書きかけの手紙をスーツケースに放り込んで、横になった。 …9時。 マイは消灯準備の時間かな。 何しててもマイの事考える。 不思議なもんで、あれだけ叱られても治らなかった、俺のデリヘル通い… マイがいなくなってからそんな気も起きない。 …甘えてたんだな、俺。
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