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…そ、それも俺の!俺のダカら!
自分でもびっくりする位声が裏返った。
「…本当に?」
疑わしそうな刑事の目…
「…庇うのはかまわないけどさ…DNAとるから無駄だよ?」
…
……
………はあ。
マイってどっか抜けてるんだよな。
わざわざ罪増やしてどーすんだよ。
俺が斜めにうちひしがれてる内に、捜索は進み…
さっきも見たはずの財布を、もう一度刑事が確認して。
1パケ発見した。
…俺、入れてた覚えねぇんだけど。
しかも、さっきはなかったじゃねぇかよ。
どーゆー事だよ。
某月某日。
こうやって俺は逮捕された。
奇しくもマイに会いに行く前日に。
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