留置暮らし。

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…腰縄手錠。 もう二度とやりたくないと思っていたのに、繰り返す俺はやっぱり救いようのない馬鹿なのかもしれない。 勾留質問へ向かう護送バスの中で… 先輩に会った。 目を見開いて俺を凝視してる。 …こんな所で再会なんて喜べねぇよな。 相変わらず検察の同行室の椅子はかたくて座りづらい。 新しい庁舎でも、こんな所は変わらないんだな。 それとも犯罪者にたいする罰の一環なんだろうか? 『坐り心地の良い椅子なんて犯罪者ごときには与えられません。』 的な。 …さすがに被害妄想激しいか。 腰縄手錠で繋がれたまま、隣の人と話す事も許されず長い待ち時間をかたい椅子で過ごすのは結構つらい。 ぼんやりといろいろ考えながら過ごした。 それにしても… マイの作ったから揚げ食いてぇ。
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