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紗耶香は外部受験の話を聞いたとき,何度も貴史を責めた。
なんで行っちゃうの!?
紗耶香のこと好きじゃないの!?
何度も,貴史に問いただした。
そのたびに貴史は首を振っていた
「サッカーがやりたい」
そう固く決めた志を口にする貴史は,今までで一番かっこょかった。
サッカーと彼女
秤にかけるようなものじゃない。
そんなことわかってる。
その二つの狭間で一番苦しんだのは,貴史だから。
だから…
素直に応援してあげようと思った。
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