プロローグ

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誰かに殴られた……? そう分かると同時に恐怖を覚えた ――逃げなければ もう一度辺りを見渡すと、向こうから光が漏れているのに気づいた。 ――逃げるんだ。 言うことを聞かない体をどうにかして、僕は最後の力を振り絞るかのように走り出した。 どこへでもいい。 とにかく逃げるんだ。 そう考えて、ひたすら走った。 ……その時、ふと思った。 ……ボクハダレ……?
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