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朝の清々しい空気の中を…学校に通じる坂を上る。
通称…桜坂
ん?某歌のタイトルみたいだ?
まあ、細かいことはきにしない。
ともかく…その坂を、上る最中聞き慣れた声に呼び止められる。
「おーす!佳!」
「おう!ヒロ」
コイツは…相場弘明
爽やかな表情…整った顔立ち。
すくなくともイケメンの部類に入る猛者であろう。
オマケにバスケ部のエースときた。
ファンクラブまであるやらないやら…。
オレとの関係は悪友というか…腐れ縁?
まあ…小学生からの付き合いだ。
「なんだよ?人の顔をジロジロと…おまえコレか?」
そう言い右手の甲を左の頬に付けた。
「んな!そんなわけないだろ!」
「冗談だって!怒るな怒るな」
少年の様な表情を見せながら笑うヒロ…なんか…ファンクラブあるのも頷けるよな…。
こんな…イケメン反則だろ?
「な~ヒロ…神様は何故平等ではないんだ?」
「意味がわからん…」
はい…すいません。
俺も意味がわかりません。
そんな…たわいもない話をしてると、坂を上り終え校門についた。
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