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「うっせぇな、関係ねぇだろ‥」
「関係なくないよっあーあー血出てるよ」
翼はポケットから絆創膏を取り出し血の出ている薫の額に貼ろうとする
「いらねぇよそんなの!ただのかすり傷だ」
「かすり傷でもダーメッ!動くなよ…よしっ出来たっ」
「ったく…」
無理やり絆創膏を貼られた薫は不機嫌そうに翼の横を過ぎ去る
「あれっ?!薫どこ行くの~」
「…帰る」
「ハッ!!?何でっ!?もうすぐ授業だよ~」
「めんどい…やってられっか、優等生のお前とは違うんだよ」
「ちょっとカオルッー!!」
翼の引き止める声も聞かず薫は廊下を1人歩いていった
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