第二夜 呪殺メール

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「ん~何ぃ? もしかして昨日、四階のパソコン部の部室で殺人事件が起きたってことを知らせに来たの?」 「あ、その通りであります、隊長!」 「むぅ、すでにそれは知ってるよ。私とアカネは、件の現場を見ちゃったしね」 「え、マジですか!?」 「うんうん、マジだよ! 顔面がズタズタになった惨殺死体をボクとサキちゃんは見てしまったよ……」 「あぅあぅ、私も見たかったなぁ……」  う~ん、昨日、私とアカネは見ちゃったんだよねぇ、人間の死体を――。 「見ない方がいいよ。及川先生みたいに寝込んじゃうかもしれないしね~」  昨日、『至急、パソコン部の部室へ行け!』みたいな名井有人からのメールを見た私とアカネは、放課後の光桜学園の校舎四階にあるパソコン部の部室に駆け込んだんだな。  さて、一緒にそんなパソコン部の部室に駆け込んだパソコン部の顧問の先生である及川先生は、今日はお休みしちゃっている。  顔面がズタズタに引き裂かれた人間の惨殺死体なんて見たら当然、誰もがショックを受けるよね。
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