14.朝までずっと…

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「ホント、気持ち良さそうな口だよね…… 吸い付きたくなる。」 なっ?! なんだか今、紘兄、聞き捨てならない事言った! やっぱり続きって…… 続きって!! だんだんと近づいてくる紘兄に、思わずギュッと目を瞑る。 「……プッ」 ……ぷ? 「顔、真っ赤。茹でタコみたい。」 茹で……タコ? 笑いを堪えるような紘兄の声に目を開くと、そこには肩を揺らしながら私を見ている紘兄が。 「続きって言われて、一体何考えちゃったの?羽海。」 紘兄は笑いながらそう言うと、片手でムニュッとつまんでいた私の頬をようやく解放してくれた。 .
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