ショートケーキ
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「んなこと俺の勝手」 意地悪な笑みを浮かべた佐伯は、いつもは見ない、私の知らない佐伯で、なんだかいつもよりかっこいい。 私が佐伯をじっと見つめてたら、私の知っている佐伯の笑顔に変わった。 「何その顔」 「は…?」 「珍しいもの見るみたいな顔」 手を頬に当てた。 「私そんな顔した?」 「うん、そんな顔俺の前でしかすんじゃねえよ?」 佐伯の手がゆっくりと私の頭に伸びてきた。
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