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そう言いながらもなかなか行動に移せないのが人間だ
だが俺は一人暮らしだ
ここで二度寝すれば間違いなく遅刻だろうな…
ここは気合いで何とかするしかねぇ
ダルい体を動かして、一階に降りる
何故俺が一人暮らしか…
あれは俺が中2の時
両親二人共ずっと出張先に勤めてそっちの会社にそのまま編入されちまった
2日3日で気に入られるとか意味がわからない…
残された俺はというと
父母からの電話
「仕送りするからとうぶん一人暮らししてくれ~じゃあな」
「は?!」
俺は固まった
そして電話は切れた
そんなこんなで一人暮らしだ
時は飛んで現在高一になった俺
今日は始業式だ
「今日は弁当いらねぇな…いってきまーす…」
<必要なもの>はちゃんと持った
家にいってきます…虚しいなぁ
学校は近い方だな
徒歩で10分か…
基本的にうちの学校は服装は自由なようだ
俺は手短にあった適当な服だ
「うぃーすw」
「ん?あぁ炎希か…」
「おぃおぃ…もうちょいテンション上げようぜ?wやっと高校生だぞ?」
「何で高校生になったからってテンション上げるんだよ」
こいつは咲原炎希
俺の幼なじみだ
「何を言うかw俺は高校になったからお小遣いがUPしたんだぞw」
「おぃ…それ俺関係ないだろ」
「まぁいいじゃねぇかよw翔」
鷹峰翔それが俺の名だ
もっと書きやすい名字がよかったなぁ…
他愛もない話をしていると学校に到着した
俺がこれから通う学校
私立双涼高校
見た目は普通だな
先生や生徒が私服で登校してる姿は普通ではないな…
後はこの学校が
<武装学校>
じゃなかったら…な
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