不思議なパワー

2/3
前へ
/3ページ
次へ
僕「先生、ぼく部活やめます。」 先生「止めても無駄みたいだな。」 僕「はい、今までありがとうございました。」 ーー俺は2年間続けてきた部活をやめてしまった。後悔はしていないつもりだ。なんていったって、好きだった部活が怪我でできなくなったからだ。練習に出て見ているだけっていうのは時間も無駄だ。それに、その時間を有効に使えば、自分のためになるとおもったからだ。 しかし、高校の三年間はとてつもなくはやく、もう少ししたら、三年生になろうというのだ。 俺が通っているのは工業高校で、進学も就職もまずまずのところだ。俺の進路は就職で、この伝統のある高校というキャリアを盾にこの不況を乗り越えるつもりだ。 しかし、高校の名だけではこの不況は乗り越えられない、部活や資格、勉学をがんばることで、初めて学校名がキャリアになる。だが、俺はその部活を捨ててしまったのだ。今は3月の半ば、2/14にチョコをもらったやつがお返しを出す日もすぎて、学校ではもう春休みムードにはいっている。 「俺はこの春休みからを有効活用し、就職に打ち勝つ」なんてことを考えていると……もう、7月過ぎである。あれ、時間はみんなに平等じゃあなかったですっけ?先生?
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加