2人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
「…ぇ、なぇ!!」
扉越しに聞こえるお兄ちゃんの声。
「なに~?」
「お前今さっき鈍い音聞こえたぞ!?また壊したのか!!」
(壊した?)
なぇはゆっくりと起き上がって後ろを見た。
(ああ、まぁ壊してますね。)
目覚まし時計がつぶれていた。
そこには見事になぇの馬鹿力があらわになっていた。
「なんか、朝起きたら、壊れてた、みたいな」
「オイオイオイオイ勘弁してくれよそれ27個目だぞ!?目覚まし時計壊すんじゃあテメー成人どーすんだっての!!」
兄・正夫はなぇの部屋のとびらを叩きながらおらんだ。
「あっちょうど3で割り切れるね☆」
「お前マジ頭3分割に切るぞ!!」
「うわー…グロぉ…」
なぇはこの日約束をしていたので、少し時間が心配になった。
「お兄ちゃんいま何時?」
最初のコメントを投稿しよう!