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『無償の愛』なんて実在しないと思ってた
君に触れるまでは
小さなその体で陽の光を浴び
少したくましげな君
大きな瞳の奥は
誰にも計り知れない謎が満ちてるんだろう
誰にも媚びることなく
思うままに生きる君
自分らしくしか生きられない君
自分に限界を作らない君
選択はすべて自分次第
そんな君を見ていると
本当は少し羨ましくなるんだ
でも
そんな君を守るために
僕は昨日の僕よりも強く在り続けることを選んだよ
君は失うことの怖さや悲しみなんか知らなくていい
君は世の不条理なんて知らなくていい
君は大人になんかならなくていい
もっとわがままでいいよ
そう大人になんかならなくていいよ
僕がずっと守っていくから
“幸せが当たり前”
それでいいんだ
幸せなことに気が付かないくらい
君には幸せでいて欲しい
『無償の愛』を知らなかった
このあいだまでの僕に
大きく手を降ったよ
そんな僕はこの先も『愛していて当たり前』な僕で居続けるんだろう
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