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僕は床に倒れ込んだ。体中痙攣してる。
「パチパチは、ダメって、言ってるじゃぁん…。」
『パチパチ』とは僕が世界を滅ぼすために2人に与えた能力のこと。パチパチしてるから、パチパチ。
パチパチはアーとイーで形状が異なる。アーは○。イーは◇。また、2人の感情によってパチパチは変わる。今みたいな電気だったり、火や水、風なんかを2人は創り出せる。
「じゃあさっさと飯つくれよ。」
追い討ちをかけるようにイーは僕を蹴飛ばす。あぁ、この子は将来鬼嫁だ鬼嫁。むしろ嫁にいけるのかすら不安。あ。でも嫁にいったらお父さん寂しいな。
「ハンバーグがいいな。」「はー!?この前食べたばっかじゃんか!!」「いいじゃんか!僕ハンバーグ好きだもん!」「あたしが嫌だ!」「じゃあイーは何食べたいのさ!」「ステーキ!!」「ハンバーグとかわんないじゃんか!」「ハンバーグはお子ちゃまだけどステーキは大人だもーん!」
「静かにしないとご飯ぬきにするぞ!」
「「パチパチするぞ!!」」
「今つくるから待って!」
動けない僕は我が子2人に足を掴まれ、引きずられながらキッチンに連れて行かれた。
いわゆる、育メンってやつ?で料理は得意。まぁ、料理なんて化学反応ですからね。科学者の僕にしたらお手のもの。
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