二話目~田舎むすめの楓~

3/3
前へ
/26ページ
次へ
「…」 落ち着くな… 彼女の鎌を振る音しか聞こえない… 「うりゃ!!」 暇潰しに大根を一本抜く彼女 そしてしりもちを付く 「ほら、つかまれ」 「いいっ…一人で立てるもん…よっこらせ」 「飯出来たから、帰って来いだと」 「ご飯!?行く行く!!」 ざるを抱え、颯爽と畑を出た 「楓、ちょっと待て」 「ほら、早く」 傾斜を上がるため、今度は私が彼女の手に掴まった
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加