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【2010年9月29日 08:09】
『ねぇ、綾乃?』
「何?アンナ」
私は、クラスの〝女王様〟に話し掛けられた。
『隣のクラスに転入してきた翔くんカッコイイよね❤
私、かなり好みのタイプなの❤』
「へー…そうなんだー…」
『最近綾乃元気ないね…
どーしたの?』
「え、そんなことないよぉ」
私は心の中で、そんなこといってたら男子に嫉妬攻撃でも受けるんじゃないの?と突っ込んだ。
キーンコーンカーンコーン予鈴が鳴り響いた。
その時、こんなメールがきた。
ブルブルブルブル
「こんな時間に誰から?もしかして、迷惑メールかも…。やばっ、早く見て隠さないと…」
私が、そう呟いた時…
『こんな時間になんでメールがくるんだ?』
他の生徒の携帯にも送られてる…
一斉送信?…まさか、偶然だよね…でも、偶然にしては度が過ぎてる…
「まぁ、さっさと見て、さっさと携帯、隠そう。」
私はその時、とても軽い気持ちだった。
私はその時、このメールが恐怖のメールだとは、思いもしなかった。
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