幻獣辞典

□御前の七天使□

[メタトロン]

メタトロンは「契約の天使」「小ヤハウェ」などと呼ばれる。

「小ヤハウェ」とは唯一神ヤハウェに準じる存在という意味であり、メタトロンが第二の神になれるぐらい偉大だということを表している。

そのほかにも天子の中ではずば抜けて多い、100を越える異名を持つ。

メタトロンは36枚の翼と無数の燃える目を持ち、顔は太陽よりも眩しく輝いている。体からは無数の炎が立ち昇っており、ここから無数の天使の軍勢が産まれるという。

メタトロンは天使の中でも際立って体が大きい事が知られ、一説によれば世界と同じだけの体の大きさを持つと言われる。

メタトロンは偉大な天使の例に漏れず様々な役割が与えられているが、一番有名なのは「天界の書記」という役割。

メタトロンは天界と地上で起きる全ての出来事を記録し続けている為、あらゆる秘密を持っており「秘密の守護者」としての役割も持つ。

また、祈りの仲介者という役割を持っている。ユダヤ教徒が神に祈るとメタトロンの手によって神に届けられる。

≪一言感想≫
つまり俺のあらゆる秘密は奴に握られていると？