□グノーシス主義の天使□

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[メルキセデク] 「正義の天使」という意味の名前を持つ天使。キリスト教グノーシス派においてとりわけ重要な役割を与えられている。 グノーシス派の天使の中でも非常に力のある天使であり、「メルキセデクはイエスよりも偉大で力がある」と主張する信者もいるほど。 キリスト教の教義の中心的な考え方である「三位一体」にも深く関わっている。三位一体とは「神には神自身、預言者、聖霊の3つの姿がある」という考え方。 メルキセデクはグノーシス派で「聖霊と同等の存在」とされているので、神と同等の偉大な存在という事になる。 メルキセデクのもとになったのは、旧約聖書に登場するユダヤ人の王「メルキセデク」だ。彼は「正義の王」「平和の王」とも呼ばれ、偉大な人物として描かれている。 『エノクの書』では彼は人間として天使に育てられ、その後天界に行って自分も天使となっている。 ≪一言感想≫ 聖☆おにいさんのイエスと比べれば、大抵の天使は偉大に見える。
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