初めての電話

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夜、布団に入っていると 【着信~遼】と表示された。 りぃ『もしもし…』 遼『もしもし?俺やけどりぃ?』 りぃ『はい…初めまして。』 心の中で、まだ会った事のない人と電話とか何話たらいいか分からんし…と思ったが… 遼『声可愛いね。やばぃわ//』とか言われて、 りぃ『いやいや(笑)そんな事ないよ』と適当に返した。 声可愛いとか結構言われてたし、何とも思わなかった。 遼に『彼氏おらんの?』と聞かれて私は、『今はいないね~』と答え、遼もいないと答えた。 なんか色々話てて、私は過去に裏切られた事があって、次の恋になかなか行けないこと、若干、男を信じる事が出来ない事を話した。 遼『俺も今まで裏切りの繰り返しで信じれない。やけん、次付き合う女は結婚まで行ける人がいいんよ。俺、りぃが気になるんよ。今度会った時告るかもしれん』 りぃ『裏切りって一緒だね…結婚かぁ…』と私は【結婚】なんて考えた事なく、その言葉の重みを感じた気がした。 その後会う約束をした。 電話でやたらに【結婚】と遼が話すので、私は『結婚、結婚って簡単に考えてるのかな?』と内心疑いが生まれていた。 話こんでいると、突然言いにくそうに遼が言った。 遼『りぃに言わないけん事ある。これを話したら大抵の女は泣く』 りぃ『何?』 遼『…聞いても絶対泣くなや?』 【何?】って何回言っただろうか… 多分、五回は言ったと思う。 遼『俺さぁ…子供おるんよ』 りぃ『…』 【え?何?今何って言った?】 聞いた瞬間頭が真っ白になった。 【とりあえず…何か言わなきゃ…】 りぃ『子供?どゆこと?バツ1?!』 遼『いや。バツ1やない。18の、時付き合ってた女との子供出来て、結婚するって決めてたんよ。相手の親に結婚をさせてもらうために、家行ったら断られて、これから絶対会わん事、産まれても子供には絶対会わせんって言われたん。それで今は裁判的に子供に会えん事になっとる。』 【何この複雑な問題…】と一気に重たく感じたのは確か。 りぃ『そんな事合ったんだ…話してくれてありがとう。』 私は、【泣く】と言うより、【驚き】の方が大きかった。 遼『今度1月9日に会わん?そんときに子供の写メ見せるゎ』と言われ、特に予定も無かった私は、 りぃ『いいよ~なら、○○駅で10時に待ち合わせしよ?』と伝え、その日の電話を終えた。
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