恋がしたくなるおまじない

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いつも二人で仕事帰りに立ち寄る駅前のバーで。カラン、とグラスの氷が音を立てたように感じたけど、まわりのざわめきなんか、一切耳に入ってこないのに、そんなわけがない。暗くなる視界の中で、唯一ライトに照らされだ氷がキラキラと輝いていた。これほどの威力があったなんて。絶対。結婚なんてする男じゃないと思ってた

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