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高校を卒業してから、2回目の同窓会。
――なんて。ちょっとした仲間内でだけなんだけど。
何年ぶりなんだろう。
久し振りの皆の顔が見れるのが嬉しくて、いつもよりも足取りが軽い。
「あー!!もう。やっときたー!」
「遅ーい!」
仕事帰りで、少しだけ時間が遅れて。
迎えてくれる、懐かしい顔ぶれに顔がほころんだ
「ごめん、ごめん」
そう言ってひとつ空いていた椅子に腰かけた
「――びっくり。」
「へ?」
その声に、驚いて私は顔をあげた
「誰かと思うくらい。綺麗になってて」
目の前にいた彼は、アメリカ・サンディエゴに留学してそのまま向こうで就職をしていた、旧友。
「もう、そんなことばっか言って。」
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