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「も、――もう」
焦って、足元のアクセルの力加減がわからなくなった
「あ、そこ。」
「えっ!?」
「そこ。道、曲がって」
慌ててウィンカーを出して、ハンドルをきってから
「……こ、ここっ――て」
目の前に広がる、輝くネオン
「彼氏、いるの?」
「えっ」
「俺、いない」
「あっ――って、居ない、けど。」
突然、頭の中に
【日本―アメリカ】が浮かんだ
目の前には、ファッションホテル
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