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結局、俺が午前中の間にまともに会話をしたのは江戸川だけだった。 やはりと言うべきか、グループとして固まっているやつらの中に入っていく度胸は俺にはなかったらしい。 江戸川のほうもクラスに知り合いがいないらしく、必然的に余り者同士で机を向き合わせて弁当をつつくことになった。 「それでな。俺はあの研究会には誰でもホイホイ入れるわけじゃないと思うんだ」
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