運命の日

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その後すぐにゴール前、敵、味方入り乱れた空間にボールが蹴り込まれる。 (――きた!) 蹴り込まれたボールは、俺のポディションから見れば最高の軌道を描いてむかってくる。 (決める!) 俺は躊躇いなく、力一杯飛んだ! ――――― ――― ― (…あれ?) この後どうなったかは俺の記憶にない。 次に記憶にあるのは、何故か仰向けに倒れて、夏の快晴の空を眺めていたこと。 何故か右足の感覚が無いこと。 そして… ―――ピッ、ピッ、ピーーー! 試合終了を告げるホイッスルが鳴ったことだった。
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