爆弾少女と巻き添え少年

出会い

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「もしもし。……ああ、ちゃんと受かったって。」

昨日中学の卒業式を終え、ひと足早い春休みに突入した。

しかし今日は公立高校の合格発表という、今後の人生を決める、ある意味運命の日だったりする。

おそらく大部分の受験生は、高校に貼り出される合否結果を見に行くだろう。

事実、この場にもたくさんの受験生でごった返している。

でも俺は…

“せっかくの春休みだし、合否結果も後から郵送されてくるし、お昼まで寝よ”

…なんて全く緊張感のない事を考えてた。

そんな俺が何故、今ここに居るかと言うと

「なあ、言われた通りにしたわけだし、もう家に入れて…。はぁ!?写メ撮ってこいって、……あ～もう、わかった後でメールする。んじゃ切るよ。」

勘のいい人ならばだいたい想像つくとは思うが、要するに、親に家から閉め出されたのだ。