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とある夏の日
当麻はいつものようにスキルアウト達に絡まれていた。
「オラァそこのガキ、待ちやがれ!!」
(待てと言われて待つやつがいるか)
当麻は心の中でそう叫びながら路地裏を走り回る。
なんでスキルアウト達に追い掛けられているのか、それには理由がある。
それは一時間前のことだった。
~一時間前~
当麻は街をぶらぶら散歩していた。
(今日はインデックスが小萌先生の所に泊まりに行ってるから久々に一人の休日だな)
久しぶりに不幸の無い生活、そんな願望を打ち砕くように路地裏から怒鳴り声が聞こえてきた。
「オイ餓鬼何してくれとんじゃ!!」
「超なんなんですかアンタ達は」
(またですか)
当麻が路地裏を覗いてみると案の定、中学生くらいの女の子がスキルアウト達に絡まれていた。
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