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その緋鷺の謝罪に文音は何か悟ると、講義室の片隅にソッと移動した。
そして緋鷺はこの前のレストランの帰りの事……別れを告げたこと
そして日々増え続ける不在着信の事を話した。
「……本当はもう…ずっと気付いてた……尚孝が浮気してたこと…」
だけど甘え続けたのだ
自分に
大丈夫だ
違う
何度も自分を甘やかして……だけど張りつめた糸は知らないうちに擦りきれてた。
もう………触れば弾け切れてしまう所まできていたのに……
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