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「……緋鷺……アンタは何も悪くないよ!アンタは太幡くんだけだったんじゃん!……正直…別れて良かったと思う…」
しかし緋鷺は首を振る。
「まだ……向こうの了承を得てなくて……」
別れてきたすぐ後、尚孝から着信があり電話に出た。
一度目は泣くような…甘い声での謝罪
………二度目は怒鳴り散らす…プライドを傷付けた俺に謝れとの電話。
だけど二回とも別れの了承は無かった。
許してくれ、許さない
傷付けたね、傷付いた
俺を振るな、傷つけるな、プライドが壊れた
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