俺の姉がこんなに過保護な訳がない

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「いい……パンチだ……ジョー…」 そう言って音は気絶した 「……え…ちょ、ま…ちょっと音くん!?ちょっと!!起きてよ!?……音くん!!」 柊は音の上半身をゆさゆさと揺さぶり、音の気を目覚めさせようとしている だが音は何も言わずにそのまま倒れている 次第にどんどんギャラリーも増えてきて一大事…… 「これは……どうすれば……」 騒がしくなってきたと同時に救急車のサイレンがなり始めた 「……ぅ……あぁ……」 すると音が外が騒がしいのか気絶から回復 「!!……縞パン…!!」 「ちょ……なに見てるのよ!!」 バシッ!!と遠くでも聞こえるような音がした 発生源は音の頬から いや頬と拳がぶつかり合ったと言った方が的確であろう パンチを受けた音はまたその場で気絶 ギャラリーの歓声はヒートアップする一方だ 一時間後 「ホッ!!ここは一体!!」 音は何故か病院の中にいた ベッドに横になっている音はその場から起き上がろうとしたその時!! 頬と股関節に痛みが走った!! 「フォッ!!いてぇ……」 音は頬に手を当てて見ると更に頬に激痛が走った 「これは……一体」
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