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トットッと部屋の外から足音が聞こえる
志保は足音に気づいたのか俺を押しのけ、布団から出て、ベットに座る
音は布団からはじき出されて、床に勢いよく落ちた
ガチャ
ドアが開く音
出てきたのは柊
顔を見ると汗が出るのが分かった
髪は汗で濡れていて、顔から汗が床にどんどん落ちて行っている
「助け……て、音ちゃん」
「どうした!!」
音は飛ぶように柊の近くに行く
「お姉様が……お姉様の……ぐはっ」
「未来ちゃーーん!!」
志保は目が点になっていた
(何この茶番劇、今の時代で見られるとはwww)
『どうでした?』
音と柊は同時に志保の方を向く
茶番劇の感想を求められた志保
(どうしよう、まさか感想まで求められるとは思わなかった……)
キラキラした目で志保を見る二人
「い…いいんじゃない?」
「そーかなぁ、私達ではまだ物足りないかな」
「えぇ…」
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