73人が本棚に入れています
本棚に追加
さっきのはRPGツクーレを使って作り上げたものだ
「ていうか、音ちゃんはなんでそこまでするの?」
「まぁ~あいつとは長い付き合いだし、それに大切な日だろ?」
「そんなこと言って……本当は志保ちゃんが好きなんでしょ!?」
「いやいや、それはないな」
「だって、私の時にはなにもしなかったし」
「お前はもう過ぎてただろうが!!」
音は絶句していた
理由は簡単だった
このやり取りもゲームの中の内容だったからだ
よく作られてんなー
音はコントローラーを置いてその場に立つ
「どうしたの音ちゃん?」
「ちょっとトイレ行ってくる」
「はいはい♪」
未来ちゃんはそれを聞くとコントローラーを手に取り、そしてテレビと面向かって操作している
15分43秒後
「お邪魔しましたぁ」
と言いながら志保が家にあがってきた
志保はそのまま二階に上がろうとしたその時!!
「…………?」
階段の三段目に紙が落ちていた
志保はそれを拾い上げ、音読する
「そんな階段で大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題……な…い」
「一人登る前に死にそうじゃないか!?」
最初のコメントを投稿しよう!