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「別に怖いかなんて聞いてなんか……!!」
まさか音ちゃん
私と二人きりだからって意識してるのかしら
いやいや、さっきも二人きりだったけどそんな反応は見せなかったし……
一体何を恐れてるんだろうか…
「(やばい……志保絶対に俺の処刑方法考えてる)」
もしかして!!
私が音ちゃんと二人きりにのみ見せる姿を見せてないからかしら
いやでもそんな様子はないし……
なんでだろ
「ねえ、音ちゃん」
「ふぇええ!!な……なんだ志保」
や……やばい、殺される!!
音は冷や汗が止まらない
音の汗は額から頬へ。頬から床へと流れていく
志保はそれに気づいたのかポケットからハンカチを取り出すべく、ポケットに手をかける
「(な……なにを取り出す気だ……ま、まさかカッターナイフとか言わないよね。そんな訳ないか)」
ゴトっ
何かが落ちる音がした
音はチラッと床を見る
そこに落ちていたのが
「うぉぉおおお!!カッターナイフぅ!!」
「あらやだ、落ちちゃた」
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