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人間たちから
捨てられることになった私たちは
これから
自分たちの力で生きて行かなければならない。
今までは
時間がくれば それなりの食事があたえられていた。
だがこれからは
私たちに食事を与えてくれる主人は居なくなったのである。
自分たちで食を確保して 生きて行かなければならない。
もう ここにはコタツも毛布もない。
飢えて死ぬ前に 凍え死ぬのではないかと思うほどの夜もあった。
駐車場に行き
人間達の乗った車が止まるたびに
その車の下で暖をとる日が続いた。
そんなある日 人間たちの会話から ある情報を得る。
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