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「勝手に帰んなよー、今日はゲーセン行く約束だったろ!」
アルはプクーと頬を膨らませ言う。
はっきり言って男子には似合わない仕草である。
「…そういえばそうだったな」
アルの言葉にジオは今思い出し、歩いていた足を止めた。
ジオの物言いに、アルは深いため息をつく。
「忘れんなよなぁ…んじゃまあレインも連れてくっから、ちょっと待っといて」
そう言うと、アルはもう一人の友達を呼ぶため教室に戻っていった。
その間、ジオはなんとなく廊下の窓から外を見る。
すると、気になるものが視界に入った。
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