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ジオの視線の先には一人の女子生徒。
普通に見ればただの下校する生徒だろう。
しかしジオの目にはそう映ってはいなかった。
しばらくその女子生徒を見ていると
「ジオ」
誰かが声をかけてきた。
アル達が来たのかと思い振り返ると、そこには二人の女子がいた。
「ジオ、外なんか見てどうしたの?」
そう話しかけてきたのは、群青色の髪を一括りにしている美少女、ネイア・ルーヴェンス。
大きな猫目が特徴だ。
「いや、別に…」
慌てる様子もなく答えるジオ。
ネイアはその答えが気に入らなかったのか、ふーんと言いながら外を見てみる。
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