第一章

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青年はその文章を読んであきれた表情をしたが、ほんのり顔を赤らめ微笑んだ。 返事を打つと鳥はまたフワフワと飛んでいった。 飛んでいったのを確認し窓を閉めたときドアがなった。 「ヒューバート、入るぞ」 そういいドアが開くとそこには、自分の義従兄であるレイモン・オズウェルがいた。 「義兄さん、なにかようですか?」 「ダヴィド大統領がお前をお呼びだ」 用件を伝えるとさっさと部屋を出て行った。 レイモン自身、ヒューバートの事をあまりよく思っていないのだ。 大統領から………なんの用でしょうと疑問を感じつつ、ヒューバートは支度を済ませ部屋を出た。
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