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高く高く輝く太陽が昇り、木々の青々とした葉たちが、きらきらと光る。
「ん…ぉはよう」
「おはぁよぅ」
まだ眠気が残る小さな頭が2つ、一緒に目を覚まし、起き上がる。
窓の隙間から、冷たい風が入り込み、肌をさす。一緒に朝露香る、森たちの朝のあいさつを携えて。
「おはよう、みんな」
「あ、今日は新しい仲間が生まれたんだね。」
「今日は、新しい仲間を見に行かなきゃ。」
2人は、ベッドから飛び出し、急いで着替えた。
そして、すばやく着替えを済ませると、そのままドアまで走り、勢いよく開け外へ駆け出した。
「行ってきます!!」
「行ってきます!!」
「いってらっしゃい…」
微かに聞こえた小さな声。2人は一瞬足を止め、振り返り見合わせる。
いつもは何も言わないのに。
いつも、怒るのに。
首をかしげ、互いを見つめる。しかし、森の方が気になる彼女たちは、あまり考えず、家を後ろにまた走り出す。
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