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ざっ
ざっ
一人の女性が、おぼつかない足取りで、森の奥へ奥へ歩いていく。
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太陽が雲に覆われ、影に包まれる。
2人はその影さえも、おもちゃにして遊ぶ。彼女たち以外は、森とそこに住む動物たちと風だけ。こだまする声と戯れ、駆ける2人。
そんな中、森がざわざわと騒ぐ。
『もう、帰った方がいいよ』
不安で、森が彼女たちに話しかける。
「えぇー」
「まだ、早いよ~」
まだ、遊び足りないと2人はぐずる。
『今日は、森にいては少し危険』
風も、不安を感じ、2人をさとす。
しかし、時はすでに遅かった。
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