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「ふわぁ~~~ ここにいると、嫌な事なんて全部吹っ飛ぶなぁ~」
大きなあくび。
猫六はこうして野原に横になって、水平線の彼方や、真っ白な雲を見ているのが大好きなので、毎日1時間は眺めて楽しんでいるのである。
「ん~ 最近じゃ ここらでこんな事しかしてないなぁ。そうだ!たまには村の中心へ行って探検がてら人間様の飯でもちょうだいしようかな~」
そう言うと、猫六はまたまた どっこいしょと腰を持ち上げて、のそのそ歩き始めた。
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