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「レイン!」
「ん!?何?」
「帰ろっ」
ルナが僕の右手を引いていく。
周りの生徒は一人も残って無い。
「なんで誰も居ないの?」
「レインがぼーっとしてる間に帰っちゃったの。早く帰ろ」
そうだったのか。
そのあと、二人で並んで帰っている時、
ルナが魔力の話にならないように必死に色んな話をしてくれている
のが分かっていても、何も言えないのが辛かった。
魔法を使いたい。
強くなりたい。
と、思った。
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