ep 1 誕生

2/2
前へ
/93ページ
次へ
「どうだったんだ!?」 体格の大きめな男はドアを開けるなり、声をあげた。 「静かにして下さい、あなた。二人が起きてしまいます」 ベッドに横になっている女性が男をたしなめる。 「二人……?」 「はい。元気な男の子が二人」 その女性は両手に二人の子供を抱えていた。 「双子…か……」 「そうですね……」 女性は嬉しい様な悲しい様な表情を浮かべていた──
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加