プロローグ-2

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「それ、どうしたんだ?」 徳はギターから目を離さないで、質問してきた。 「ん…あぁ、これ?」 俺は専用椅子から立ち上がり、ギタースタンドからギターを外した。 「おととい親戚からもらったんだ。」 うちの親戚の1人に、無類の音楽好きがいるのだが、新しいギターに買い換えると言うのでせっかくだからもらったもの。 俺は一切弾かない。 いや、弾けないといったほうが正しいな。 視線を徳に戻すと、キラキラした目をした徳がいた。 そこで徳は、言ってきた。 「なぁ バンド組もーか。」 そして今に至る。
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