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「人のことを変態扱いしやがって」
アルは思い出したかのように怒りだす
「だって事実でしょ、てかあんた暇?」
急に聞かれたアルは驚きながら答える
「まぁ…暇だけど、なんで?」
「ちょうどお隣さんに挨拶に行こうと思ってたから、あんたの部屋にお邪魔するわ」
「な…なんだぁ、別にいいけど」
アルはてっきり体育館裏にでも連れていかれ、酷いことをされると想像していただけにホッとする
「だったら早く散らばった荷物拾って、立ちなさいよ」
「お前のせいだろ、ちょっとは手伝えーっておい」
アルの話も聞かずに部屋の前までスタスタ歩いていくシェリーを見て
「どこまで自分勝手なんだよ…」
と本人に聞こえないように呟くのであった
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