いざルノアール学園

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4月 春の暖かさを感じる朝 綺麗な茶髪を乱しながら 全力で走る少年 アルフォード・エアハートだ なぜ走っているかというと昨日の夜… 「準備は完了、明日は入学式か。しかしよく俺なんかが名門ルノアール学園に入れたよな」 入学式を前日に控えた アルフォードが布団に寝っ転がり、呟いている。 「とにかく入学できたんだからいいか、朝早いから寝よう」 そうして眠りについたアルフォードだったが、大事なことを忘れていた。 そう、目覚まし時計のセット…… その結果、朝から走っているのである。 「初日から遅刻はマズイ、急がないと」 しばらく走ると前方にルノアール学園の生徒の姿がポツポツ見えた。 「なんとか間に合いそうだな、しかしこの学園の制服は可愛いよな」 白を基調とし、女子の制服は胸元が見えるくらい開いており、膝上10センチのミニスカートなのだ 制服が可愛いので受験する人もいるぐらいで、学園長の趣味としか思えないアル 息を整え女の子達を見ながら歩いていると、後ろから急に背中を叩かれる。
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